どこも混んでるゴールデンウィーク、どう過ごす?本とコーヒーと自然がくれる「静かなリセット時間」

ゴールデンウィーク、どこも混んでるし…と悩んでいませんか?

大型連休は楽しみな反面、
「どこに行っても人が多いし、疲れそう…」
「せっかくの休み、のんびり過ごしたいけど、家にこもっているのもなんか虚しい」
「誰かと予定合わせるのもめんどくさい‥.]
そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は、遠出や混雑を避けながら、しっかりリフレッシュできるソロでのゴールデンウィークの過ごし方をご紹介します。

キーワードは、読書・自然・コーヒー

この3つのシンプルな要素が、
科学的にも心と体に優しく作用し、静かにストレスを解きほぐしてくれるのです。

たった6分でストレスが68%軽減?読書の驚くべき効果

読書には、科学的にも証明された「心を整える力」があります。
イギリス・サセックス大学の研究によると、たった6分間の読書だけで、ストレスレベルが最大68%も軽減されたという結果が出ています。

これは、音楽を聴いたり、散歩をしたりするよりも高い数字。
読書は、もっとも手軽で効果的な“心のリセット方法”のひとつなのです。

なぜ読書でストレスが減るの?

ではなぜ読書をしただけで、ストレスが軽減されるのでしょうか?

ポイントは、読書によって脳と体が「安心モード=副交感神経優位」に切り替わること。

私たちの体には、活動モードの「交感神経」と、リラックスモードの「副交感神経」があり、
読書はこの“副交感神経のスイッチ”を自然に押してくれる行動なのです。

そのメカニズムは以下のとおりです。

📚 1. 本に集中 → 雑念が消える

物語に没入することで、「やることリスト」「SNS」「不安」などの外的ストレスから意識が離れ、脳が今この瞬間に集中します(=マインドフルネス状態)。

🧘‍♀️ 2. 呼吸が整い、体もリラックス

読書中は静かに座っているので、呼吸が深くなり、心拍が落ち着くという身体的変化も起こります。これは自律神経に「今は休んでいい」と伝える合図になります。

💞 3. 感情移入で“安心ホルモン”が出る

物語に感動したり登場人物に共感することで、セロトニンオキシトシンといった脳内の“癒しホルモン”が分泌され、心がゆるやかにほどけていきます。

読書は「心のブレーキ」をかける行為

こうした一連のプロセスにより、脳は「もうがんばらなくていいよ」と判断し、
ストレス状態(緊張・不安)から、リラックス状態(安心・回復)へと切り替わるのです。

つまり読書は、**手軽にできる“脳の休息”**なのです。

本を読むのもしんどい。。。という方に短編でほっこりする本

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自然と一緒に過ごすと、さらに効果アップ

できれば、読書する場所を「自然の中」に変えてみましょう。

日本や海外の研究では、森林や緑の中に身を置くだけで

  • ストレスホルモン「コルチゾール」が減少
  • 副交感神経(リラックス状態)が活性化
  • ネガティブな思考が静まる

といった効果があることが確認されています。

たとえば、

  • 木陰のベンチ
  • 湖畔の芝生
  • 静かな森林公園の散策路の途中

そんな場所で本を開くだけで、読書の癒し効果が何倍にもなるんです。

自然の効果については以下の本に詳しく書かれていますので、ご参考までに。

コーヒーの香りが、心をふわっとゆるめてくれる

そしてもう一つ。読書のお供にぜひ持っていきたいのが、コーヒー

韓国・ソウル大学の研究によると、
コーヒーの香りを嗅ぐだけで、脳のストレス関連遺伝子の活性が抑えられ、リラックス状態になることがわかっています。

特に自然の中で飲むと、

  • 香りがより鮮明に感じられ
  • 飲む動作そのものが深呼吸に近くなり
  • 心の緊張がすーっとほどけていく

読書 × 自然 × コーヒーの組み合わせは、
五感すべてを使って、静かにストレスを手放す時間をつくってくれるのです。

コーヒーのリラックス効果は主に「香り」と「飲む時間の習慣性」から来ています。
つまり「温かくていい香り」「深呼吸を誘う飲み物」であれば、同じような効果を得られるのです。

コーヒーが飲めない方は、いつもリラックスする時に飲んでいる物でもいいですし、香りの良いハーブティーはリラックス作用もあるのでおすすめです。
大切なのは、「温かいものをゆっくり飲む」こと。
その一杯が、読書とともに“深呼吸のきっかけ”になります。

ゴールデンウィークにおすすめの“静かなリセットタイム”の過ごし方

1|本とコーヒーを持って、近くの自然へ

公園、遊歩道、川沿い、芝生広場──
アクセスしやすく、落ち着けるスポットを選びましょう。

2|ベンチやレジャーシートで“ひとり時間”をつくる

ポイントは「無理に何かしようとしないこと」。
ただ座って、空気や光を感じるだけで十分です。

3|コーヒーを飲みながら、ゆっくりと本を開く

たった6分でいい。ひとつの章でも、詩を一編でもいい。
その時間だけは、誰のものでもない“自分だけの時間”になります。

🌿 自然の中で過ごす前に知っておきたい、5つのちょっとした準備

「自然の中って気持ちよさそうだけど、なんとなく不安…」
「公園は行くけど、のんびり過ごすのはあまりないかも」
そんな方も、ちょっとした準備があれば、“静かな自然時間”を気持ちよく楽しむことができます。

① 靴はスニーカー以上のものを

芝生や遊歩道でも、濡れていたり滑りやすい場所があります。
足元が不安定だと疲れやすいので、歩きやすく滑りにくい靴で行きましょう。
ハイキングシューズなど自然の道に合わせた靴があると安心です。

② 虫よけ対策をしておく

春〜秋は、蚊やブヨ、ハチなどが出ることも。
虫よけスプレーを使ったり、肌の露出を減らしたりして、刺されない工夫をしておくと安心です。

③ トイレの場所を確認しておこう

意外と大切なのがコレ。
自然の多い場所では、トイレが遠かったり、数が少ないこともあります。
出かける前に「近くの公園トイレ」「道の駅」などを調べておくと、安心感がぐんと増します。
水分をとるタイミングや、長居のしすぎにも気をつけて。

④ 日差し・風寒対策を忘れずに

晴れていても、風が強い日や木陰の冷えで体調を崩すことも。
羽織れるものや帽子、飲み物での体温調整が大切です。コンパクトになるウインドブレーカーなどがおすすめ。

⑤ ゴミは持ち帰るのがマナー

読書やコーヒーを楽しんだあと、

  • コーヒーパックやカップ
  • お菓子の包み
  • ティッシュやレジャーシート

など、出したものはすべて自分で持ち帰るのが自然時間のマナーです。

せっかくのリフレッシュが

自然の中で過ごすのは特別なことではなく、
ちょっとした準備と思いやりで、誰でも楽しめる時間になります。

「疲れたな」と感じたときこそ、
安心して過ごせる場所を見つけて、
本と飲み物を片手に、心を整えるひとときを味わってみてください。

まとめ|がんばらなくても、心は整えられる

ゴールデンウィーク=どこか行かなきゃ、何かしなきゃ。
そう思っていたけれど、本当はそうじゃなくてもいい。

静かな場所で本を開き、香りを楽しみ、風を感じるだけ。

科学が教えてくれた“心の整え方”は、案外シンプルです。

人混みを避けて、自分にやさしくする時間。
それが、今年いちばんのリフレッシュになるかもしれません。

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